solutions architect受験者必須!AWS S3とは?
2019/05/19
概要
aws solutions architect associate 試験に必ず出てくる S3 の概要・特徴をまとめました。
S3 とは?
高い耐久性と容量制限なしのオブジェクトストレージ
aws では 3 つの形式のストレージサービスを提供しています。
- オブジェクトトレージ
- ブロックストレージ
- ファイルストレージ
それぞれ特徴があり、オブジェクトストレージは簡単にデータの取り出しができ、分散保存が容易です。 しかしデータの更新は不得意です。
S3 用語説明
オブジェクト
- S3 に保存するデータそのもの(写真・動画・ログなど)
- 1 つのオブジェクトサイズは最大 5TB まで
バケット
- オブジェクトを保存する場所
- 重複するバケット名は指定することができない
- オブジェクト保存数の制限なし
S3 のストレージクラス
solutions architect 試験にはコストに関する問題が多数出題されます!!
保存するデータによってどのストレージクラスを使用するかイメージを持てるようにしましょう!
STANDARD
- データ保存時少なくとも 3 つの AZ(アベイラビリティーゾーン)に保存される
- 耐久性 99.999999999%
- 可用性 99.99%
STANDARD-IA
- STANDARD に比べてデータ保存料金が安い
- 取り出し時の課金額が STANDARD に比べて高い
- 耐久性 99.999999999%
- 可用性 99.9%
One Zone-IA
- 1 つの AZ のみに保存される為、可用性が 99.5%とストレージクラスの中で 1 番低い
- 高頻度ではないが、すぐに取り出す必要がある場合のデータを保存する
- 耐久性 99.999999999%
- 可用性 99.5%
Glacier
- 保存料金が 1 番安い
- 1 度保存するとほとんど取り出すことがないようなデータを保存する
- データを取り出す時に時間と料金が 1 番かかる
- 耐久性 99.999999999%
2018 年 11 月に Intelligent-Tiering が追加されていますが、私が受験した時点(2019/5/18)では出題されなかった為、本記事では紹介しません。
S3 のアクセス管理
バケットポリシー
- S3 バケットに対してアクセス権限を設定する
ユーザーポリシー
- IAM ユーザーに対してアクセス権限を設定する
署名付き URL
- 有効期間を設定できる
- 署名付き URL を知っている人のみがアクセスできる
- URL を知っている人全員がアクセス可能になる為、ユーザーを制限することができない
ライフサイクル機能を利用してデータの保存コストを削減する
S3 にはライフサイクル機能があり、以前に比べて使用されなくなったオブジェクトに対して、オブジェクトの削除・ストレージクラスの変更を行うことでコスト削減をすることができる
ライフサイクルの例
- STANDARD に保存 (30 日後に STANDARD-IA に移動させるライフサイクルを設定)
- 30 日後に STANDARD-IA に移行される
終わりに
今回は用語説明、ストレージクラス、アクセス管理、ライフサイクルを解説しました。 次回はデータの暗号化、データの整合性、バージョニングを解説します!